寸法検査について

制御盤などは製品によって、規格や仕様などが細かく決められていることに加え、
お客様により安全に使っていただくためにも、出荷前の検査(試験)はとても重要です。
東洋電装では検査チームが結成されており、
しっかりと検査(試験)を行い製品をお客様のもとに送り出しています。

今回は、検査の中でも一番基礎となる寸法検査をご紹介していきます。

寸法検査の流れ

制御盤の寸法は、「外形図」に記載されています。
設置場所のスペースに基づいて設計されているため、設計図と同じ寸法になっているか
スケール(メジャー)ノギスなどを使用して測定します。

まず、日本電機工業会規格(通称 JEM規格)や、日本産業規格(通称 JIS規格)に準拠して、
数値の許容範囲または合格基準となる程度を明確に記載した「検査要領書」が作成されます。

寸法検査では、この「検査要領書」に基づき、各箇所の寸法を測り、「成績書」と言われるものに良否判定の結果を記載し、お客様に提出します。

盤寸法の許容差 JEM 1459より  単位:mm
盤寸法 許容差
A B
120を超え400以下 ±2 ±3
400を超え1000以下 ±2 ±4
1000を超え2000以下 ±3 ±6
2000を超え4000以下 ±4 ±8
4000を超え8000以下 ±10

例えば、左図のような筐体の場合、
枠の寸法は、許容差Aの値ですが、
前面に扉がついており、ヒンジやパッキン、クッションゴム、扉といった部品が許容差に及ぼす影響が大きいため、許容差Bの値となります。

直角度検査

制御盤の角が直角に作られているかを直角定規や隙間ゲージを使って計測する検査もあります。
直角度とは、盤の長辺を基準とし、それに直角であるべき短辺の両端から長辺又はその延長線上に直角に交わる2本の線を引き、それぞれの線が長辺又はその延長線上に交わる点の距離のことを言い、下図のように表します。

直角度の交差 JEM 1459より  単位:mm
短辺の長さ 交差α
120を超え400以下 2
400を超え1000以下 3
1000を超え2000以下 6
2000を超え4000以下 10
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